きっかけはインターペットのオーラルケアセミナーで知った、今回のティファの歯の状態。
術前の説明では、膿が出ていた箇所を中心に進められていた。
高い確率で抜歯と言われていたのだけど、出来れば残してあげたいと、F院長には伝えていた。

手術の結果は、歯周病が予想を上回る悪い状態となって出ていた。
一番大切な歯を残せたものの、2本の抜歯。
ここは、既に骨が溶けてしまっていた為に、どうにもならなかったようだ。
そして、歯石沈着がない綺麗な歯も、上下に渡って数か所の歯槽骨が溶けており、歯周ポケットが深いのだと指摘された。
本来ならば、抜歯をするべき状態。
私達が『ケアを出来る』を前提に、残してくれた。

非常に悪い状態の歯は、4本。
(右下の犬歯の隣 2本) (左上第四歯臼歯&隣の2本)
ここは、歯肉を剥離し薬を入れて1針ずつ縫合されている。
この他に、歯周ポケットが深くて注意の箇所を、2本指摘された。
(左上犬歯の裏) (左下の1本)
これらは、今後の私達のケア次第では再手術。

膿が出ていた所は理解できるのだけど、こんなに綺麗な状態なのになぜ・・???
と思ったのだけど。
要するに、歯磨きを
『している』と
『出来ている』は違うのだと気がついた。
思わず、
「何で、この綺麗な状態で歯周病になるのかがわからない・・・。 これから、どうやって磨けばいいのですか?」
と言ってしまう。
↑ 下の犬歯横の2本は、非常に悪い状態。答えはこうだった。
歯ブラシでちゃんと歯磨きをしていても、歯と歯茎の間にブラシの先が入っていないと意味がない・・・。私自身が、歯肉炎になった時に、散々歯科医に言われた言葉そのものだった。
「それって、歯と歯茎の間を斜め45度にブラシを当てて小刻みに動かす・・・ って事ですか?」と院長に問うと、正にその通りなのだと言う。
歯を綺麗にするのでは、全く意味がないのだそうだ。
何だかガックリと力が抜けた。
ティファは歯を綺麗にしていただけで、歯と歯茎の境目は磨き残しばかりという事なのだから。
磨く時間は、長ければ長いほど良いのだそうだ。
たしかにね、長くしっかりケア出来れば完璧に落ちるもの。
(↑その子が、歯ブラシ使用の歯磨きを出来る事を前提のお話です)
出来ないじゃない。 やってあげるしかない我が家は、夫婦で心を入れ替えて、1日2回の正しい歯磨きを続ける事に決めた。
そして、参考までに。
現在の雫は全く口臭がありませんが、ティファは膿が出ていた事もあり、わずかながらに鼻にツンと来る口臭がありました。
気にならない範囲とはいえ、現在のティファが全く口臭がありませんので、こういう事でも歯周病ってわかると思います。
また、歯のレントゲンが撮れる or 歯科専門医が通える範囲にないと、これらの治療を受ける事は難しいと思います。
雫&ティファが日頃通っているかかりつけ医では、歯周病だと診断してもらう事は、こちらから言わない限り&重度でない限り出来ません。
知らずに歯周病を放置して、飼い主さんが気づかぬまま、そこそこの年齢で抜けてしまう子も多いのだろうと思います。
犬の歯科治療(手術)は、数千円・数万円で済むものではありませんので、我が家と同じ治療を勧める事も出来ません。
でも、ティファのようなケースもあるのだと、知って頂くだけでも違ってくると思います。
我が家も、折を見てもう一度☆ 雫も診てもらう予定です。
どうか、それぞれの家庭にあった方法で、上手にケアをしてあげてくださいね。
※F院長が書いた
こちらのサイト(リンク有) 勉強になりますヨ ^^
☆覚え書き☆
ティファは、術後3日目から、抜歯&縫合していない部分のみ歯磨き可。
でも、患部に当たって出来ない場合は、術後2週間までお預け。